Naches Heights ナチェス・ハイツがワシントン州の12番目のAVAと承認される
ワシントン州は、2011年12月12日にNaches Heights を州の12番目のAVA(American Viticultural Area)-政府認定のワインぶどう栽培地域-として承認を受けました。
Naches Heights は、ヤキマ群にあり、ヤキマ市の北西にあるNaches と Tietonという小さな町の間にあります。 百万年前に安山岩の溶岩が流れて出来た地域で、コロンビアヴァレー内のサブリージョン(小区域)となり、北と東をNaches Riverナチェス川で囲まれ、西はTieton River ティートン川、南と西をCowiche Creekカウィチェ・クリークで囲まれています。 安山岩の崖は、北、東、南側への境界ともなっています。
地域面積は、13,254エーカー(5363ヘクタール)で、標高は1200 – 2100フィート(366~640m)に位置し、周りの地域からは高くなっています。 台地は、大体において平坦で、南東から北西にかけてゆるやかに高くなっています。 標高の高さとゆるやかな勾配は、冷たい大気を低い部分にながしてくれます。
Naches Heights は、ミズーラ洪水(一万年程前に何度も繰り返し起こった大異変の出来事)で被害を受けた地域より上にあることから、他の多くのワシントン州のワイン生産地域とは異なっています。 ミズーラ洪水の地域の土壌は沖積土ですが、Naches Heights の土壌は、風により運ばれた土壌が積もって出来るレス(地質)です。 また土壌は、粘土質も多く含み、水分を保つ助けとなります。
Naches Heights がワイン用ぶどうを栽培する地域として商業用に始めたのは、10年足らず前で、農家の3代目であるPhil Cline 氏が今までの畑をヴィンヤード(ワイン用ぶどう畑)に変えたのが始まりでした。 現在は、この地域にはNaches Heights とWilridge Winery の2つのワイナリーのみですが、他の醸造家や栽培家達が移り始めています。
栽培面積は現在40エーカー(16ヘクタール)で、環境保全型、バイオダイナミック、有機栽培のいずれかの農法を営んでいます。 年間降水量は、10-13インチで、高い標高の為、比較的冷涼な気候です。
AVAとして承認され、2012年1月13日にはthe Federal Register (連邦政府の登記)にも公表されるので、85%以上この地域から取れたぶどうを使っているワインには、Naches Heights のAVA名をラベルに表記出来きるようになります。